市場の拡大が期待されている投資信託について
これからは「投資信託」の時代
本年12月から銀行・生保等の窓口で販売が開始された「投資信託」は、今、注目の資金運用です。

投資信託の時代到来

最近、テレビや新聞といったメディアで、頻繁に「投資信託」が取り上げられ、書店に行けば「投資信託」に関する書籍が数多く並んでいます。それもそのはず、この12月1日から銀行・生保等の本体が「投資信託」の販売を開始したからです。

投資信託といえば、これまでは証券会社が扱っている金融商品の一つでした。これが銀行・生保といった窓口で購入出来ることによって、投資信託と一般消費者との接点が大いに広がりました。

投資信託てなあに?

それでは投資信託とはどういう商品なのでしょうか?投資信託とは、投資家から資金を集め、それを資金運用のプロが一つにまとめて株式や公社債などに投資する商品をいいます。

投資家から資金を集める販売会社が証券会社・銀行・生保で、その資金をファンドと呼ばれる基金にまとめて運用するプロが投資信託会社で、実際にその資金を運用するのが信託銀行となります。信託銀行は投資信託会社の指図によりそのファンドを運用し、その運用収益は信託銀行から販売会社を通じて投資家に分配されます。

投資信託は分散投資で安全確保

通常、一般投資家は投資資金も小口のため、投資が偏り、リスクの分散が出来ず、投資効率も悪くなりがちです。その点、小口資金を投資信託という大きなファンドにまとめて運用することでリスクも分散できるし、投資効率も良くなります。しかも、投資信託会社は投資のプロです。豊富な情報と卓越したノウハウを駆使して、安全でかつ収益率の高い運用も期待できます。

投資信託はほかの金融商品とどう違うの?

投資信託は、資金の運用対象に公社債を中心に運用して株式は一切組み入れない公社債投資信託と運用対象に一定限度内で株式を組み入れる株式投資信託に分けられます。さらに、いつでも購入出来て満期がないオープン型と募集期間中のみ購入出来て満期があるユニット型に分類できますが、最近では90%以上がオープン型になっています。当然、公社債を中心に運用した場合はローリスク・ローリターンになり、株式を中心に運用するとハイリスク・ハイリターンになります。証券投資信託協会が作成している「リスク・リターン分類」をもとにまとめましたので参考にして下さい。

投資信託には元本割れといったリスクがあることを頭に入れておかなければなりません。そこが他の金融商品と異なる点です。銀行預金に慣れた多くの投資家は、投資した資金が元本割れになることなど考えたこともないのではないでしょうか?

正確な情報で資金の運用は自己責任

日本には数千にも及ぶ投資信託商品があります。これらがどのようなものに運用しているファンドなのかを知り、よく吟味した上でどの商品に投資するかを決めなければなりません。そこで役に立つのは、投資信託会社が作成する受益証券説明書や運用報告書です。

受益証券説明書には、ファンドごとの基本的な商品内容が記載されており、また、運用報告書には過去の運用経過が記載されています。また、日経新聞に商品ごとのその日の基準価額が掲載されています。

投資信託は高いリターンも期待できますが、元本割れの可能性もあります。これらの情報をもとに資金の運用はあくまで自己責任です。自己責任のもと、ご自分のライフプランに合った投資信託商品をポートフォリオに加えてみてはいかがでしょうか?

(税理士・CFP 湯浦 正信)